「おい!待てって!!」 愁が私の腕をつかんだ。 「なんでそんなに拒むか知らねぇけど、俺にその理由教えてくんねぇ?」 何で、私なんかの事、追いかけてくるの? でも、なんか安心して、涙が出てきた…。 そんな私を見て、愁は私を屋上に連れてってくれた。 ここに来ると落ち着くんだよね。 「私、もう歌えないんだ」 ぽろっと私の口から出た一言。 愁はそれを聞き返してはこなかった。 それが、その優しさが、余計に痛かった。 ねぇ、神様…。何で私は、こんな罪を犯してしまったの?