「ありがとう、優しいんだね。」

と、私は国分君の手に触れながら受け取った。


ここで単純な男達は顔を赤くし…、私の事を意識するようになる…。

まったく…男ってバカだよね…。


ところが…。

「手…荒れてるぞ?ケアしな!!」

と、彼はそそくさと、席に歩いて行ってしまった。