と言おうとしたけど啓太は真剣な顔で私を見るから

私は目を反らした。

「なんで反らすの?」

「えっ!あ、いやだって…」

「だって何?」

「…えっと~その…」

真剣に見る啓太の顔がカッコいいなんて言えるわけないじゃん!

「まぁいいや 戻ろうぜ?教室」

「えっ!あ、うん」

啓太とは小さいときからずっと一緒だった。

啓太の両親と私の両親も仲が良かったからよく泊まったりした。

小学生の時も中学生の時もずっと一緒だった。

そして今年から私たちは高校生になった。

啓太は面白いし顔はかなりのイケメンだから年中告白されていた。

私は中学生の時一回しか告白されてないのに…

廊下を歩くだけで女子の黄色い悲鳴が飛び交うくらいモテモテ!!