誘惑のクラン(血族)

「そんな……食事なんて……」


「遠慮は無用です。私たちもまだなので」


優真は微笑み、璃子を安心させた。


「食事の前に部屋へ案内しましょう」


そばに使用人らしき男性がいるのだが優真自ら、璃子たちを2階へ案内した。


「こちらとそちらの部屋を使ってください。荷物はのちほど取りにやらせます。あいにく一部屋にシングルベッドしかなく別れてしまいますが。ドアにカギがかかりますから安心してお休みください」


優真は丁寧に説明して、夕食の時に呼びに来ますと言って去って行った。


廊下に残された璃子たちは部屋を決めて、それぞれの部屋に入る。