誘惑のクラン(血族)

「道に迷っていたら、ガソリンが無くなってしまって」


「ふ~ん」


碧羽の方は楽しげに話しかけ、隣にいる音羽は口を開かず見ているだけだ。


2人はリビングルームに招き入れられた。


璃子たちが黒革のソファに座ると、スーツを着た青年が紅茶を運んできた。


美菜に習いソファに座った璃子だが、この状況に緊張していた。


なんだかすごい所に来ちゃった……。


「あの…… 突然来てしまい申し訳ありませんでした」


璃子はここへ招き入れてくれた男性に頭を下げる。