魔王と女神のシンフォニア

・・・・・・んぇ!?
今、彼は何と言った?
{私は女ですから}
ワタシハオンナデスカラ
オンナ
おんな

女性!?
能の思考回路が少したってから追い付く。

「あの!?★□■○◎!?」
言葉にならないような言葉がでてしまう。

「あっ あの、どうか落ち着いてください。」
彼女は本当に心配そうにこちらを伺ってくる。

普段ならばこんな仕草も゛あらかわいい゛と思うのだろうが、今に至っては良心が痛む。

確認!確認しなければ!

「あっ あの」
彼女のこの言葉も届くこともなく歩は急いでその場を後にした。