魔王と女神のシンフォニア

「もっ・・もう駄目だ。」

バタンと寝室のベッドに僕は倒れこむ。

お風呂を沸かすための薪割り・・・皆が入った後の風呂掃除・・・。
唯一の救いは個別に部屋がありゆっくり休めるということだった。

ベッドの心地よさにすぐに眠気がくる。

「ふぁああ・・・。」

久しぶりにゆっくり眠りにつける。・・・・かと思った。

コンコン!コンコンコンコン!

ドアがノックされる。僕は眠気の方が強かったので無視した。

コンコンコンコン!

一体誰だろうか?仕方なく出ることにした。

そこにはにこにこしたルビィとフェリス、眠そうなリリスとうんざりしたような顔をしたハリスがいた。

「先生言ってたわよね?就寝“以外”は自由な時間はないって。」
ルビィが笑顔で告げる。

ひゃーーーーーーー!

僕の悲鳴は山奥まで届いた・・・・かもしれない。