お姫さまには王子さまがいないとっ!

そりゃ、あなたあたしの事『好き好き』オーラ出し過ぎだもん。


「だめぇ、田中くん…?」


目を潤ってさせて上目づかい!これで助けてくれるでしょっ。


「うっ…わかった…」


そう言うと、田中くんは美沙をあたしから離した。


「ありがとっ!これで間宮くんとこ行ける!」

よし、ダッシュ!!

後ろで美沙が「待てっ!」とか言ってたけど無視!