先輩はバイトを探した。

と言うより、わたしが地域の情報紙を見て、先輩の家の仕事の調理師に繋がるような仕事を探した。

色々と、調理スタッフ募集はあった。

中でも、先輩の家からそう遠くない所にあるイタリアンレストランが募集を出していた。

私は、そこへ応募してみたら?と勧めてみた。

先輩はそこへ面接に行き、バイトすることになった。

だけど、1週間ほどした頃、そこのお店は味付けをすべてマニュアルにそってするので、嫌だと言ってきた。

その言葉で、私は、先輩は私との将来を真剣には考えてくれないのかもと思ってしまった。