ーガラッ

「未来ー、おはよぉー♪来るのおそーい、来ないかと思ったぁー♪」

ドアを開けると甲高い声があたしの耳に響いた。

「おはよー。」

あたしは一言だけあいさつをした。
彼女は金沢来姫。あたしと同じクラスで同い年。
家がものすごくお金持ちで学校にもばくだいな資金を渡している。
髪の毛が茶髪でクルクルに巻いてあり、まさしく姫みたいな感じだ。

「そうだよぉー」「朝なんだからもっとテンションアゲョー♪」
「未来ー♪つまんなぁーい。」

続けて三連続できたのが、来姫のとりまき達。
麻紀、愛菜、花恋のこの三人だ。

この子たちもいっしょ。
自分が裏切り者になりたくないからいっしょにいる。心の弱い人達だ。
なぜ?

なぜってそれは、来姫がこのゲームを作った人だから。