なんだかいろんなことが起こりまくった日から一夜明けて朝が来た。

とりあえず学校についたものの足取りが重い・・。

なんだか昨日の今頃とは全く違う悩みを抱えている・・。



いっそのこと夢であったらいいのに・・とも思ったけど、一睡もできなかったのだからそんなことを考えることすらおこがましい・・ってモンだ。


昨日はあんなことがなかったら先生と一緒に帰るつもりだった・・。

あれからまだ先生には会っていない・・。




私は重い足取りを前へ進め1年生のクラスまでいった。

そして制服もピカピカ、上履きもピカピカの新入生に優ちゃんを呼んでもらった。


「・・あすか・・先輩・・」

「あの・・優ちゃん・・」


・・ダメだ・・あの時の傷ついた優ちゃんの顔が頭から離れない・・。


とりあえず私たちは気まずいまま人通りのないところまで移動した。

「・・あすか先輩・・」

「あ・・うん・・」

情けないことに2つも年下の子についビビってしまっている私がまた悲しい・・。

「どうしたんですか?何か用ですか?」

「え・・」

優ちゃんは何事もなかったかのように平然とそう言った。