「そ、そんな理由で雛菊ちゃんを殴らないで下さいっ!」

秋帆がスペシャルハレンチの華奢な体をギュッと抱き締める。

おお、さり気なくやるな、秋帆。

「えへへぇ」

ゴロニャンと甘えるスペシャルハレンチ。

「ほら見ろ!本の角で殴ったのは、スペシャルハレンチが彼氏に甘える為の高度な戦略だったのだ!流石俺!」

「「嘘こけぇええぇぇ!」」

アリスカと虹華が思わずツッコむ。