「正直、中学のクラスメイトに仲間外れにされた事…きつくて…自分の能力の事は隠す事にしたんです…親友に勧められた天神学園に入学しても、それは変わらなくて…能力の事は言わないようにしよう、黙ってる事にしようって…」
「……」
定まらない髪色のまま話し続ける虹華の姿を、面々は黙って見ている。
と。
「ねぇアリスカ先輩、天神の文化祭っていつだっけ?」
つりめが突然そんな事を言う。
「え?二学期に入ってからだけど…」
不意を突かれつつも答えるアリスカに。
「髪の色が変えられると、文化祭の演劇とかの出し物の時にカツラ被らなくていいから便利だねぇ」
つりめは、にゃははっ、と笑った。
「……」
定まらない髪色のまま話し続ける虹華の姿を、面々は黙って見ている。
と。
「ねぇアリスカ先輩、天神の文化祭っていつだっけ?」
つりめが突然そんな事を言う。
「え?二学期に入ってからだけど…」
不意を突かれつつも答えるアリスカに。
「髪の色が変えられると、文化祭の演劇とかの出し物の時にカツラ被らなくていいから便利だねぇ」
つりめは、にゃははっ、と笑った。


