天神学園高等部の奇怪な面々26

「きっかけはちょっとした事だったんです…私も…少し変わった事ができる人で…」

視線を下げたままの虹華。

「その事、何気なく中学の時のクラスメイトに話してしまったんです…そのせいで、周りの皆に気味悪がられるようになっちゃって…仲良くしてくれる親友一人以外…孤立しちゃって…」

青、紫、藍。

不安定なまま、寒色系の色に変わり続ける虹華の髪。

彼女の心情を表しているかのようだった。