授業なんか受けている暇なんてない。 私はショックでショックで、 先生を見ると涙が出そうで。 「じゃあ、この問題を解けー」 先生がお決まりの問題を出した。 それは昨日私と先生がいのこりして解いた問題。 でも、今は何も考えたくない。 先生はいつもの授業のように、 私の方にやってきた。 先生。今は来ないで、 そっとしておいて。 私は心の中で願った。 先生が私の机の横で止まる。 「おい、平沢。昨日やった問題だろ? わからないのか?」