「お前はまず基礎からしなきゃ。」
って言って問題を黒板に書き出す先生。
チョークの音と、時計の針の音しか聞こえない。
本当に2人きりなんだ。
「この問題解いてみて!」
もうわけがわからない。
いちおうノートに写して解こうとするが、
全く手が進まない。
すると先生がこっちにやって来た。
「どれどれー?」って言って、
私の机の隣にしゃがみ込む。
あ、これ初めて先生と話した時と同じだ。
先生は私のペンをとり、丁寧に教えてくれた。
「あ!そういうことか!」
って私が問題を解いて見せると、先生は、
「やればできるじゃん(笑)」
私の頭をぽんぽんってしてくれた。
先生のぬくもりが頭から伝わった気がする。
