翔也・・・

私の愛しい人の名前・・・


朝から部屋中に鳴り響く目覚まし時計の音


「ねむ・・・」



ねぼけながらも立ち上がりリビングに向かった


そこには母がいた


「あら、優里奈おはよう
今日は早いのね」



「うん、今日は梨花のお見舞い行ってから
学校行くからさ」




「え、梨花ちゃんどうしたの?」



「骨折しちゃって、結構ひどいみたい」



「あらそう・・・なら、」


ならとお母さんが言いかけたけど



「あ、ごめん。時間やばい
行ってきます」



そう言ってあたしは
家を急いで飛び出した