冷酷少女が恋をした!?

―――――・・・。


四つの授業が終わり、やっと昼食時間になった。


班をつくっていると、品川サンは動かずにいた。


(・・・?何やってんだ・・・?動かないつもりか?)


・・・。


俺は無言でいる品川サンに近づいた。


小説を読んでいて、やっぱり綺麗だなぁと思った。


「・・・なんのよう?」

「え・・・?あ・・・!」


本を読みながら聞いてきたからびっくりしてしまった。


「いつから気付いてた・・・?」

「あなたが席を動かしてるとき・・・。こっち、ずっと見てたでしょ?」

「あ・・・はは。モロ分かりだな。お前すげぇな!」

「・・・は?あなた、正気?」

「え?なんが?」


彼女は可愛い目を少し大きく見開いた。

二重がとても可愛くて、パチッとした目をしている。


自己紹介ん時は気付かなかったな・・・。


「あなたって・・・変わり者ね」

「はぁ!?なんで俺が!」

「だってそうじゃない・・・。普通、あんなこと言われて気味がるものでしょ・・・」

「あんなこと・・・?」

「気配が・・・分かること」

「ん~?そんなことか!忍者みてぇでかっこいいじゃん」

「はぁ・・・?やっぱりあなたってバカ?本物の」

「んだとー!?」


すると、品川サンは顔を無表情に戻しながら涼しく言う。


「・・・。自己紹介、聞いてなかったの?あたしは独りがいいの。放っておいて」

「え~?そんなの聞いてませんよ」


何こいつ!と言わんばかりの顔。


でも、決して口には出さないようだった。


「・・・!とにかく、あたしに関わんないで」

「・・・。おとなしく従うと思ってんの?」

「は・・・?」

「ちょっと来い」

「な・・・!?離してよ・・・!」

「やなこった」


皮肉たっぷりに言う。

べーって舌を出しながら。


品川サンの細っこい腕を引っ張って・・・。




俺はつまんなそうにしている品川サンが放っておけなかった。


だから、なんとか話をしたいと思った。


俺は隣の組みに行く。


独り何か全然楽しくねぇんだから・・・。