「碧は・・・お前のこと、ちっとも恨んでなんかないぜ・・・。あいつは、自分に正直っていうより・・・。他人に関わることを怖がってると思う・・・。それで、一生懸命虚勢を張って、自分を守ってるんじゃないか・・・?だけど、お前を受け入れて・・・」

「・・・かな・・た・・・・・?」


なんだろう、この感情・・・。


いても立ってもいられないような・・・・・。


「俺、あいつのお前のこと話してくる!そしたら、今度こそ、親友になれるから・・・!」


俺は走って、屋上を後にした。


里見が彼女で大切だから、俺は、あいつを笑顔にしたい・・・。


そう思った。


だけど、裏に行って、碧を見つけたとき・・・。


そうじゃないと、気がついたんだ・・・。