いらないっ!


って・・・。絶対即で返されると思ったんだけど・・・。


俺がそう言った瞬間、碧の顔は照れていた。


白い頬がピンク色に染まっていた・・・。


「あお―――・・・」

「い・・・いらないっ」


あ・・・やっぱり返ってきた。


てゆーか俺・・・。さっき何しようとしてた・・・?


って、あれ?


なんで手が前に出てんだ?


いつの間にか体が碧に近づいてる・・・?


・・・んん?なんでだ・・・?


「・・・てゆーか。な・・・なんで急に・・・!な・・・な・・・」

「は・・・?な?」


顔がさっきより赤くなっている気がする・・・。


なんだ?熱でも出たのか・・・?


俺はそう思い、自分の手を碧のおデコにあてる。


「・・・っっ///」

「んー・・・。少し暑いな」

「・・・や・・・やめ」


その時、ドアが開いた。


「奏多ー?いる?」

「あ!」

「?」


聞き覚えのある声・・・。


反応した俺の隣にはてなな顔をしている碧。


「いるよっ!」

「やっぱり!」


ひょこっとドアから顔を出したのは・・・。