太陽の竜と闇の青年

朝、起きたときにフウの部屋を覗いてみたけどフウはいなかった。


まぁ、昔から早起きだったし、心配することはないかな。


私はそう思いながら宿屋からでた。


私が目指しているのはある商売場だ。


「ラカとサクラは滅多にこれない和国に来れなかったんだもんね。せっかくだから、お土産とか買ってあげないと」


私の目的は、和国に来れなかったサクラとラカにお土産を買ってあげることだった。


商店街について驚いたことは、和国の人たちの顔だった。


「……皆、笑ってる」


風国も確かに、商店街の中の人は皆笑っている。


だが、ここの人たちはそれ以上に明るく笑っていた。


「平和な証拠だなぁ」


私はその光景を笑顔でみた。