太陽の竜と闇の青年






息づかいを荒くしながら私は走った。


自分の体にガタが来ているのは前々から知っていた。


前の独立の神だって、これによって死んだんだから。


だから私も覚悟はしていた。


だけど、早すぎる。


私にはまだしなければいけないことがあるんだ。


私がしたいことは、この世界を破滅させることではない。


ジャリスを殺し、自分の体を取り戻して、自分も死ぬことだ。


「せめて、死ぬ時ぐらいは自分の体で死なせてよね。ジャリス」


後ろをチラリとみると、二人が追いかけてきたのがみえた。


あの二人は巻き込んではいけないんだ。


この戦いは、私独りのものだから。