[壱]
「ふぅー」
隣で盛大なため息をついたシルバを俺は横目でみた。
今日のシルバは前よりかスッキリとしている。
だが、目元にはまだ疲れが残っていた。
「どうしたんだ?」
俺がシルバに茶を差し出すとシルバは苦笑いを浮かべた。
「いや、なんでもない」
俺は首を傾げつつも自分の分の茶を入れた。
今は俺の部屋でシルバと話をしている。
なんでも、ルウにはあまり話を聞かれるのが苦手になってしまったのか、シルバはあまりルウのいるところでは話さないようにしているらしい。
ルウを嫌っているわけではないのだが、俺にはどうしてもシルバがルウを避けているようにみえていた。
「なぁ、壱。白虎にはいつ会えるのかジャ……ウィンに聞いておいてくれないか?」
俺は眉をひそめた。
シルバの言語がおかしくなってきている。
たまに意味不明な単語を言っているような気がするのだ。
だが、俺は一応うなずいておく。
ここでシルバとの関係を崩してもいけないしな。
シルバは俺たちにとっては重要な人物だ。
なにしろ、白虎がいない今、冷静で強い剣士が一人必要だったから、は丁度よかった。
「それにしても、そんなにも白虎にあいたいのか?会っても何を話すんだ?」
俺の質問にシルバはボソボソとつぶやいた。
そのとき、扉が大きく開かれた。
そして、入ってきた人物に俺は目を見開いた。
「びゃ……!!!」
叫びそうになった俺の口をおさえたのはシルバだった。
俺が落ち着いた頃、ようやく白虎とシルバが事情を話してくれた。
「時間がない。簡潔にいうが、ウィン=ルウはルウではない。破滅の神となった我が主の祖、ジャリス=ドラゴンだ。ジャリスは壱たちの記憶をすり替え、ジャリスがウィン=ルウだと思わせている。だから壱たちはウィン=ルウがジャリスだと思っている。だが、俺たちは違う。完璧にジャリスはウィン=ルウの顔を被った化け物。化けの皮をはぎ取ったら全く違う人だろうよ」
ルウがルウではない……?
「ふぅー」
隣で盛大なため息をついたシルバを俺は横目でみた。
今日のシルバは前よりかスッキリとしている。
だが、目元にはまだ疲れが残っていた。
「どうしたんだ?」
俺がシルバに茶を差し出すとシルバは苦笑いを浮かべた。
「いや、なんでもない」
俺は首を傾げつつも自分の分の茶を入れた。
今は俺の部屋でシルバと話をしている。
なんでも、ルウにはあまり話を聞かれるのが苦手になってしまったのか、シルバはあまりルウのいるところでは話さないようにしているらしい。
ルウを嫌っているわけではないのだが、俺にはどうしてもシルバがルウを避けているようにみえていた。
「なぁ、壱。白虎にはいつ会えるのかジャ……ウィンに聞いておいてくれないか?」
俺は眉をひそめた。
シルバの言語がおかしくなってきている。
たまに意味不明な単語を言っているような気がするのだ。
だが、俺は一応うなずいておく。
ここでシルバとの関係を崩してもいけないしな。
シルバは俺たちにとっては重要な人物だ。
なにしろ、白虎がいない今、冷静で強い剣士が一人必要だったから、は丁度よかった。
「それにしても、そんなにも白虎にあいたいのか?会っても何を話すんだ?」
俺の質問にシルバはボソボソとつぶやいた。
そのとき、扉が大きく開かれた。
そして、入ってきた人物に俺は目を見開いた。
「びゃ……!!!」
叫びそうになった俺の口をおさえたのはシルバだった。
俺が落ち着いた頃、ようやく白虎とシルバが事情を話してくれた。
「時間がない。簡潔にいうが、ウィン=ルウはルウではない。破滅の神となった我が主の祖、ジャリス=ドラゴンだ。ジャリスは壱たちの記憶をすり替え、ジャリスがウィン=ルウだと思わせている。だから壱たちはウィン=ルウがジャリスだと思っている。だが、俺たちは違う。完璧にジャリスはウィン=ルウの顔を被った化け物。化けの皮をはぎ取ったら全く違う人だろうよ」
ルウがルウではない……?

