しかし、どこか気品のある可愛らしい顔立ちだ。
「この子はあんたと一緒の16歳。名前はルウ。武器は双剣。まぁ、実力はどうなのか知らないけどね。で、髪色が白銀。外国ではかなり珍しい髪色だね」
女性で武器を持つのすら珍しいのに、双剣か……。
かなりの腕前だな。
写真を見た限りではそんな実力のありそうなヤツじゃねぇのに。
やはり、人は見かけによらずだ。
「で、次はこの子の双子の弟のほうだね。16歳で名前はフウ。武器は両手剣。つまり、大剣。細っこい体してるのにでっかい剣をよく操れるよ。髪色はルウちゃんと同じの白銀の髪色。まぁ、双子だからそりゃ一緒でしょうね。あ、それから、フウちゃんは牙城様と同じぐらい可愛い顔してるよねぇ。あたいの好みの顔だわ」
写真の男は確かに牙城の様な女の子のような顔をしている。
それから、女と同じ様に笑っている。だが、女と少し違うところがある。
このフウという男の笑いは、後ろに何かドス黒いものを感じさせる。
「さてさて、次のこの男性だけど、かなりのイケメンだね。良い顔してるよ。こんな男が奈落に来たら完璧にあたいが食べちゃうよ」
俺は莢を睨みながら低い声で言った。
「そんな話はいい。俺の仕事に関係しない。さっさと情報を教えろ」
莢は、大げさにため息をついて話を進めた。
「この男は18歳。名前はリク。武器は片手剣。片手剣にしてはかなりいいもんらしいよ」
確かに男はかなり金持ちじゃなければ作れないような剣をもっていた。
少し驚いている俺を余所に、莢は話を進めていく。
「それから、この子はリクちゃんの侍従と言い張る男。20歳で名前はジン。武器は弓。なんか気弱そうであたいは苦手だね」
俺は少しガッカリしている莢を横目に、スッと分厚い紙を取り、懐にしまいこんだ。
「情報感謝する」
そして銀7枚を取り出し、それを莢に投げる。
莢はそれを片手で取った。
「この子はあんたと一緒の16歳。名前はルウ。武器は双剣。まぁ、実力はどうなのか知らないけどね。で、髪色が白銀。外国ではかなり珍しい髪色だね」
女性で武器を持つのすら珍しいのに、双剣か……。
かなりの腕前だな。
写真を見た限りではそんな実力のありそうなヤツじゃねぇのに。
やはり、人は見かけによらずだ。
「で、次はこの子の双子の弟のほうだね。16歳で名前はフウ。武器は両手剣。つまり、大剣。細っこい体してるのにでっかい剣をよく操れるよ。髪色はルウちゃんと同じの白銀の髪色。まぁ、双子だからそりゃ一緒でしょうね。あ、それから、フウちゃんは牙城様と同じぐらい可愛い顔してるよねぇ。あたいの好みの顔だわ」
写真の男は確かに牙城の様な女の子のような顔をしている。
それから、女と同じ様に笑っている。だが、女と少し違うところがある。
このフウという男の笑いは、後ろに何かドス黒いものを感じさせる。
「さてさて、次のこの男性だけど、かなりのイケメンだね。良い顔してるよ。こんな男が奈落に来たら完璧にあたいが食べちゃうよ」
俺は莢を睨みながら低い声で言った。
「そんな話はいい。俺の仕事に関係しない。さっさと情報を教えろ」
莢は、大げさにため息をついて話を進めた。
「この男は18歳。名前はリク。武器は片手剣。片手剣にしてはかなりいいもんらしいよ」
確かに男はかなり金持ちじゃなければ作れないような剣をもっていた。
少し驚いている俺を余所に、莢は話を進めていく。
「それから、この子はリクちゃんの侍従と言い張る男。20歳で名前はジン。武器は弓。なんか気弱そうであたいは苦手だね」
俺は少しガッカリしている莢を横目に、スッと分厚い紙を取り、懐にしまいこんだ。
「情報感謝する」
そして銀7枚を取り出し、それを莢に投げる。
莢はそれを片手で取った。

