太陽の竜と闇の青年

「暗くてみえない……。何も聞こえない……。怖い、苦しい、寂しい。なにもかもすべてが消えていく。だけど、孤独な世界に包まれても、私はずっと君のそばにいるよ。忘れないでね。あなたはいつも独りじゃないよ。寂しくないよ。……最後に伝えたいよ。ありがとう。そして……さようなら ”」


これが一枚目だった。


つまり、


「ここに来た当日、というわけか……」


白虎の言葉に自分はこくこくとうなずく。


それにしても……今のウィンからは考えられないほどの想いだった。


本当にウィンは壱が好きだったんだろう。


これほどの想いをなぜ、ウィンは捨ててしまったのだろうか……。


「……ジャリスか」


白虎が突然ポツリと呟いた。


「ん?」


自分が聞き返すと、白虎は真剣な面もちで言った。


「我が主のこの想いと笑顔を奪ったのはジャリスだろうな」


自分は白虎の目を真っ直ぐにみた。


白虎の目は金色で薄く光りがあたり光っていた。


「あぁそうだろうな」


ジャリス。


ウィンからすべてを奪い去った神。


自分たちはジャリスのことを取りあえず置いておいて、日記のページをめくった。