そう、一言でいえば「無」だった。
「もし、裏切るような真似をしたら、その躯を切り刻んで力で屈服させてやる」
花瓶はパリンッ!と軽快な音を立てて割れた。
ウィンの苛つきがピリピリと感じられた。
その苛つきを止めたのは、さっきからずっとみていたティーブンだった。
「まぁまぁ少しは落ち着きなさい。白虎さんは悪くないのだから……。その賢い頭でよく考えるのです。苛つきをぶつけなければいけない人は誰なのかを」
ウィンは銀色の目をティーブンへと向けた。
ティーブンは冷や汗を流していた。
実はビビってたりしてるな……。
「……そんなこと分かっている」
ウィンは顔をいっきに暗くした。
それから自分たちの目を一瞬たりとも見ずに部屋へと入っていってしまった。
「わしが怒らせてしまったのう。まったく、すまなかったな……。久しぶりに出会えたというのにこんな感じで別れてしまって」
自分と白虎が首を横に振ると、ティーブンは腰をおろした。
「今でも鮮明に覚えているよ。あの子が突然わしに暗い一言をぶつけてきたことを……」
「暗い一言?」
白虎は動物になり、座ったが、自分は立ったままでいた。
「あぁ。[本当の強さって何だろうな?]。そう聞かれたんだ。わしは……何もいえなかった。わしも、本当の強さとはなんなのか分からなかったからだ。本当の強さというものは力のこというのか、知識のことをいうのかはたまた、心の中に秘めたまだ出していない力のことをいうのか……わしは迷ってしまったのだ」
本当の強さ……。
そう聞かれれば、きっと自分も答えれなかったであろう。
自分も分からないから。
自分たちが黙り込んでしまったのをみて、ティーブンは慌てて明るい声をだした。
「そういえば!君たちにいい情報があるのだよ」
ティーブンをみると、ティーブンはいたずらをした子供のような顔になっていた。
それをみた自分は、悪い情報ではない、と思った。
「実は……先日、あの子がずっと書いていた日記を手に入れたのだ!!!」
懐から取り出した紙束をティーブンは自分たちに見せつけるように見せびらかした。
自分たちはそれをティーブンの手から瞬時に奪い取った。
「ウィンの日記」
「我が主の心が描かれているもの」
白虎と自分はティーブンをみた。
ティーブンは分かっている、とでもいうような顔をして手を振った。
自分たちはそれをみて、ティーブンに進められた部屋に入り、椅子に座り、震える手で日記をみた。
「もし、裏切るような真似をしたら、その躯を切り刻んで力で屈服させてやる」
花瓶はパリンッ!と軽快な音を立てて割れた。
ウィンの苛つきがピリピリと感じられた。
その苛つきを止めたのは、さっきからずっとみていたティーブンだった。
「まぁまぁ少しは落ち着きなさい。白虎さんは悪くないのだから……。その賢い頭でよく考えるのです。苛つきをぶつけなければいけない人は誰なのかを」
ウィンは銀色の目をティーブンへと向けた。
ティーブンは冷や汗を流していた。
実はビビってたりしてるな……。
「……そんなこと分かっている」
ウィンは顔をいっきに暗くした。
それから自分たちの目を一瞬たりとも見ずに部屋へと入っていってしまった。
「わしが怒らせてしまったのう。まったく、すまなかったな……。久しぶりに出会えたというのにこんな感じで別れてしまって」
自分と白虎が首を横に振ると、ティーブンは腰をおろした。
「今でも鮮明に覚えているよ。あの子が突然わしに暗い一言をぶつけてきたことを……」
「暗い一言?」
白虎は動物になり、座ったが、自分は立ったままでいた。
「あぁ。[本当の強さって何だろうな?]。そう聞かれたんだ。わしは……何もいえなかった。わしも、本当の強さとはなんなのか分からなかったからだ。本当の強さというものは力のこというのか、知識のことをいうのかはたまた、心の中に秘めたまだ出していない力のことをいうのか……わしは迷ってしまったのだ」
本当の強さ……。
そう聞かれれば、きっと自分も答えれなかったであろう。
自分も分からないから。
自分たちが黙り込んでしまったのをみて、ティーブンは慌てて明るい声をだした。
「そういえば!君たちにいい情報があるのだよ」
ティーブンをみると、ティーブンはいたずらをした子供のような顔になっていた。
それをみた自分は、悪い情報ではない、と思った。
「実は……先日、あの子がずっと書いていた日記を手に入れたのだ!!!」
懐から取り出した紙束をティーブンは自分たちに見せつけるように見せびらかした。
自分たちはそれをティーブンの手から瞬時に奪い取った。
「ウィンの日記」
「我が主の心が描かれているもの」
白虎と自分はティーブンをみた。
ティーブンは分かっている、とでもいうような顔をして手を振った。
自分たちはそれをみて、ティーブンに進められた部屋に入り、椅子に座り、震える手で日記をみた。

