「いえ……。とても楽しかったです。確かに辛い戦いも、我が主を地獄門から助け出すのも、とても疲れました。ですが、我が主は何があっても笑っていました。ずっとずっとそれが俺の支えでした。俺は四神の神ですが、独りでした。三人の会話にも趣味にも何一つついていくことができず、ただ言うとおりに従っていました。三人から離れることが怖かったのです。三人に必要とされず、独りになるのが怖かったのです。だから必死になって武術も四神としての力も手に入れました。ですが、結果的には独りでした。そのことに気がついた俺はその瞬間から闇に染まり、独りで生きていくことを決めました。しかし、クラウドによって拾われました。クラウドは俺と同じでした。独りで闇に染まっていたのです。しかし、クラウドは我が主に出会ったことにより、光へと変わったのです。俺にはそれが羨ましかった。だけど俺は神で人ではない。決定的な我が主との違いから、俺は光へと変わることを恐れていました。しかし、我が主はそんな俺を必要としてくれた。四神の中でもかなり必要として、たくさん俺に使命を与えてくれた。俺には我が主がお日様のような存在でした。笑いたい時に笑い、怒りたいときに怒った。だけど泣くことだけはしなかった。いつも自分の気持ちに真っ直ぐな我が主は俺には眩しく見えて、時にはその光がとても辛く感じることもあったけれど、暖かかったのです。だから、俺は我が主に仕えた。我が主といた時間は俺にとって独りを忘れられる時でした。翡翠の中ではずっと我が主が俺を呼んでくれる時を待っていました。そして呼び出されたとき、俺は幸せな気分になるのです。それはきっと……。俺が我が主を好きなってしまったから。本当はこのことを言うつもりはありませんでした。壱と我が主が結ばれることをなによりも喜びました。ですが、今の我が主をみると、俺が助けなければと思ってしまうのです……。俺は我が主には死んで欲しくないのです。死んで欲しくないのです!!ルウ!!!」
その瞬間、涙が出た。
本気で白虎が私を好いてくれていたことが嬉しかった。
本気で白虎が私に死んで欲しくないという思いが嬉しかった。
でも……。
「ありがとう。白虎……。だけど私は壱じゃないとダメなんだ……。私も白虎は好きだよ。白虎の想いすごく嬉しかった。そのおかげでずっと溜めていた不安が溢れだしたよ」
私は椅子から降りて、正座して俯いている白虎の前に座った。
そして、ぎゅっと抱きしめた。
白虎は嫌がらなかった。
その瞬間、涙が出た。
本気で白虎が私を好いてくれていたことが嬉しかった。
本気で白虎が私に死んで欲しくないという思いが嬉しかった。
でも……。
「ありがとう。白虎……。だけど私は壱じゃないとダメなんだ……。私も白虎は好きだよ。白虎の想いすごく嬉しかった。そのおかげでずっと溜めていた不安が溢れだしたよ」
私は椅子から降りて、正座して俯いている白虎の前に座った。
そして、ぎゅっと抱きしめた。
白虎は嫌がらなかった。

