太陽の竜と闇の青年

「あなたがイコの命の恩人?」


私が柔らかく笑うと、ジーナはスッと目を伏せた。


ここでなぜこのような状態になっているのかを説明しましょう。


三日前、それは壱と私が庭園でほのぼのとお茶会をしているときに起きた。


「ルウちゃーん!!風国から伝達がきたよー!」


牙城から渡された伝達を読んでみると、フウからだった。


内容は動国とは同盟を結んでいたほうがいい、ということだった。


壱にもその伝達をみせると、壱はクールに一言私に告げた。


「元からそのつもりだった」


私は少しだけ関心して壱をみていたけど、すぐにフウに伝達を返した。


そして、今、同盟を結ぼうとジーナの前に座っている。


ここまで連れてきてくれたのは門のところで偶然出会ってしまったイコだった。


イコは私との再会をとっても喜んでいたけど、私が事情を話すとすぐにつれてきてくれた。


ジーナはイコの言っていた通り、赤色の翼をしていた。


「イコはとっても優しい子です。なによりも公にとっても近い存在です。普通ならば同盟を結ばないところですが、イコの恩人というのならばしかたありません。和国と同盟を結びましょう」


私と壱は顔を見合わせて笑った。


けど、まさかここで災難が起こるとは誰もわからなかっただろう。


きっと、それは運命だから。