リドゥーの異変に気がついたのは外で食事をしているときだった。
食事をする手がだんだんと遅くなっていた。
「リドゥー?」
私が問いかけても返事を返してくれず、何か恐ろしい者が近づいてきているかのように気を張り詰めている。
小さく舌打ちをした時、私にもわかった。
あの気配。
あの匂い。
あの声がした。
「ルウを奪いに来た!!!!!!」
リドゥーがキッと今までみたこともないような目で壱を睨んだ。
「どうやって入ってきた」
今まで聞いたこともないような声で壱に問うた。
「自分の心を忘れずにしていれれば簡単に入れる」
震える体を少し抱きしめるようにして立っている私の目を壱が真っ直ぐに見た。
「ルウは俺のだ。貴様になんぞ渡しはしない」
壱の力強い目が真実を語っていた。
泣きそうになる心を落ち着かせ、私はリドゥーの元を離れて壱の元へ走ろうとした、が……。
「うわぁ!」
思い切り手首を引っ張られ、私はいとも簡単に後ろに転んでしまった。
「リ、リドゥー。何するの?」
唖然としてリドゥーを見上げると、リドゥーの目は壱にだけ向いていた。
「ルウを渡すことはできない。言っただろ?ルウとお前は違うって。一生ルウと意見がかみ合わないんだよ」
その言葉に壱は鼻で笑った。
「違う?何が違うんだ?同じ人間だろ?同じ赤い血が流れている。これの何が違うんだ?」
喉は乾いていないのに口の中はまるで水を欲しているかのようにカラカラだ。
私はリドゥーに縋った。
「リドゥー。お願い。私はリドゥーじゃなくて、壱がいいんだ」
リドゥーは私の声を聞いてくれなかった。
「……剣を持っているか?」
壱がうなずくと、リドゥーも剣へ手を伸ばした。
「だ、だめ!!!」
必死に止めようとした体は恐怖で動かなかった。
食事をする手がだんだんと遅くなっていた。
「リドゥー?」
私が問いかけても返事を返してくれず、何か恐ろしい者が近づいてきているかのように気を張り詰めている。
小さく舌打ちをした時、私にもわかった。
あの気配。
あの匂い。
あの声がした。
「ルウを奪いに来た!!!!!!」
リドゥーがキッと今までみたこともないような目で壱を睨んだ。
「どうやって入ってきた」
今まで聞いたこともないような声で壱に問うた。
「自分の心を忘れずにしていれれば簡単に入れる」
震える体を少し抱きしめるようにして立っている私の目を壱が真っ直ぐに見た。
「ルウは俺のだ。貴様になんぞ渡しはしない」
壱の力強い目が真実を語っていた。
泣きそうになる心を落ち着かせ、私はリドゥーの元を離れて壱の元へ走ろうとした、が……。
「うわぁ!」
思い切り手首を引っ張られ、私はいとも簡単に後ろに転んでしまった。
「リ、リドゥー。何するの?」
唖然としてリドゥーを見上げると、リドゥーの目は壱にだけ向いていた。
「ルウを渡すことはできない。言っただろ?ルウとお前は違うって。一生ルウと意見がかみ合わないんだよ」
その言葉に壱は鼻で笑った。
「違う?何が違うんだ?同じ人間だろ?同じ赤い血が流れている。これの何が違うんだ?」
喉は乾いていないのに口の中はまるで水を欲しているかのようにカラカラだ。
私はリドゥーに縋った。
「リドゥー。お願い。私はリドゥーじゃなくて、壱がいいんだ」
リドゥーは私の声を聞いてくれなかった。
「……剣を持っているか?」
壱がうなずくと、リドゥーも剣へ手を伸ばした。
「だ、だめ!!!」
必死に止めようとした体は恐怖で動かなかった。

