「……!?」
ジタバタしてもリドゥーは私から離れなかった。
逆に深くなっていっている気がする。
口の中をなま暖かい自分のものではないものが動く。
それはだんだんと荒くなり、まるで獣が獲物を貪るように噛みついてくるようだった。
体力の限界。
息継ぎ困難。
とにかく私は疲れきってリドゥーを睨むことも忘れていた。
顔をあげたリドゥーがクスリと小さく笑って自分の唇を舌でなぞるように舐めた。
「そんな顔して誘ってるの?それとも気持ちよかった?」
私は呼吸を整えるようにして息を吸ったり吐いたりしていた。
「もしかしてこんな深いキスは初めてだった?」
そこでようやく声がでた。
「……うん」
けど、その言葉は自分が思っていたよりも呆気ないほどおとなしくて、素直な声だった。
リドゥーがクスリと一癖ある笑い方をした。
「ルウちゃん、素直だね。素直なことはいいことだよ。俺も正直ルウちゃんがここまで素直に従ってくれるとは思ってもいなかったからね。だから俺、興奮しちゃったみたい。止めようと思ってたけどね、ルウちゃんの唇が気持ちよくて、止めれなかったんだ」
言い返す気力も起きず、ただ無力で寝そっべていると、リドゥーが私の元で囁いた。
「今、何を考えてるの?壱のこと?それとも……俺のこと?」
ゆっくりとリドゥーが私から離れ、扉のほうへと歩いて行った。
「ちょっと出かけてくるよ。……あぁ、ルウちゃん、逃げようと思ってもダメだからね。俺がルウちゃんを外まで導かないから」
グッとその言葉が重くのしかかる。
「あぁそれと靴。見つけたから」
ゆっくりと視線をリドゥーへと向けるとリドゥーが柔らかな微笑みを浮かべて私の靴を持っていた。
私はそれを数秒間みた後、ゆっくりと目を閉じた。
「じゃ、行ってくるね」
扉が閉まる音がした瞬間、涙がボロボロ出てきた。
「ごめん……ごめんね、壱……」
何でなの……?
壱……。
ジタバタしてもリドゥーは私から離れなかった。
逆に深くなっていっている気がする。
口の中をなま暖かい自分のものではないものが動く。
それはだんだんと荒くなり、まるで獣が獲物を貪るように噛みついてくるようだった。
体力の限界。
息継ぎ困難。
とにかく私は疲れきってリドゥーを睨むことも忘れていた。
顔をあげたリドゥーがクスリと小さく笑って自分の唇を舌でなぞるように舐めた。
「そんな顔して誘ってるの?それとも気持ちよかった?」
私は呼吸を整えるようにして息を吸ったり吐いたりしていた。
「もしかしてこんな深いキスは初めてだった?」
そこでようやく声がでた。
「……うん」
けど、その言葉は自分が思っていたよりも呆気ないほどおとなしくて、素直な声だった。
リドゥーがクスリと一癖ある笑い方をした。
「ルウちゃん、素直だね。素直なことはいいことだよ。俺も正直ルウちゃんがここまで素直に従ってくれるとは思ってもいなかったからね。だから俺、興奮しちゃったみたい。止めようと思ってたけどね、ルウちゃんの唇が気持ちよくて、止めれなかったんだ」
言い返す気力も起きず、ただ無力で寝そっべていると、リドゥーが私の元で囁いた。
「今、何を考えてるの?壱のこと?それとも……俺のこと?」
ゆっくりとリドゥーが私から離れ、扉のほうへと歩いて行った。
「ちょっと出かけてくるよ。……あぁ、ルウちゃん、逃げようと思ってもダメだからね。俺がルウちゃんを外まで導かないから」
グッとその言葉が重くのしかかる。
「あぁそれと靴。見つけたから」
ゆっくりと視線をリドゥーへと向けるとリドゥーが柔らかな微笑みを浮かべて私の靴を持っていた。
私はそれを数秒間みた後、ゆっくりと目を閉じた。
「じゃ、行ってくるね」
扉が閉まる音がした瞬間、涙がボロボロ出てきた。
「ごめん……ごめんね、壱……」
何でなの……?
壱……。

