「すっごぉい……」
私は夜空を見上げて感嘆の声を漏らしていた。
綺麗なまん丸い満月が泉や美しい草花を照らし、蛍が飛び交い、とにかく美しい景色が目の前に広がっていた。
今、私とリドゥーはウッドハウスの屋上に寝そべって空を見上げていた。
夕飯は獅子肉の木の実焼きでとても美味しくて満足していた中、この景色だ。
最高に気分はよかった。
それに気がついたのか、リドゥーも満足気に笑っていた。
そして、ようやく私に訪ねた。
「ルウちゃんは何でまたここに来たの?」
手に、壱の首を絞めた感覚が蘇ってきた。
「……大好きな人の首を絞めた。何で絞めたかは自分でも分からない。ただ苛ついて、好きな人の声を聞いていつもは落ち着くはずなのに、何でか苛ついて、それで……」
ハッとた瞬間、背筋がゾワッとなった。
「もしかしたら私……殺そうとしていた?」
声が掠れた。
自分の声じゃない声が頭の中で反響する。
殺そうとしていた?
壱を?
大好きな壱を?
だけど事実、信濃さんが私の腕を撃たなかったら壱を殺してしまっていたかもしれない。
いや、壱だからどうにかしているだろうけど、もし一般人だったら?
完璧に死んでいる。
私は恐々とした顔でリドゥーをみた。
リドゥーが眉をひそめ、体を私へと近づけた。
そして頬に両手をやると、心配そうにつぶやいた。
「どうしたの?顔が真っ青だ」
「リドゥー。私、壱を殺そうとしてた……」
違う。
殺そうとしてたんじゃない。
「殺してたんだ……」
リドゥーの喉が微かに動いた。
グイッと力強く引っ張られた。
その瞬間、体が浮き上がる。
新緑の匂いがした。
「ルウちゃん。大丈夫だから。ルウちゃんが人を殺すなんてそんなこと、しないから……」
ポンポンとテンポよく背中を叩かれていると、少しだけ安心した。
「ルウちゃん、冷たいよ。今日はもう戻ろうか」
小さくうなずくと、リドゥーが私を持ち上げて部屋へと入れてくれた。
私は夜空を見上げて感嘆の声を漏らしていた。
綺麗なまん丸い満月が泉や美しい草花を照らし、蛍が飛び交い、とにかく美しい景色が目の前に広がっていた。
今、私とリドゥーはウッドハウスの屋上に寝そべって空を見上げていた。
夕飯は獅子肉の木の実焼きでとても美味しくて満足していた中、この景色だ。
最高に気分はよかった。
それに気がついたのか、リドゥーも満足気に笑っていた。
そして、ようやく私に訪ねた。
「ルウちゃんは何でまたここに来たの?」
手に、壱の首を絞めた感覚が蘇ってきた。
「……大好きな人の首を絞めた。何で絞めたかは自分でも分からない。ただ苛ついて、好きな人の声を聞いていつもは落ち着くはずなのに、何でか苛ついて、それで……」
ハッとた瞬間、背筋がゾワッとなった。
「もしかしたら私……殺そうとしていた?」
声が掠れた。
自分の声じゃない声が頭の中で反響する。
殺そうとしていた?
壱を?
大好きな壱を?
だけど事実、信濃さんが私の腕を撃たなかったら壱を殺してしまっていたかもしれない。
いや、壱だからどうにかしているだろうけど、もし一般人だったら?
完璧に死んでいる。
私は恐々とした顔でリドゥーをみた。
リドゥーが眉をひそめ、体を私へと近づけた。
そして頬に両手をやると、心配そうにつぶやいた。
「どうしたの?顔が真っ青だ」
「リドゥー。私、壱を殺そうとしてた……」
違う。
殺そうとしてたんじゃない。
「殺してたんだ……」
リドゥーの喉が微かに動いた。
グイッと力強く引っ張られた。
その瞬間、体が浮き上がる。
新緑の匂いがした。
「ルウちゃん。大丈夫だから。ルウちゃんが人を殺すなんてそんなこと、しないから……」
ポンポンとテンポよく背中を叩かれていると、少しだけ安心した。
「ルウちゃん、冷たいよ。今日はもう戻ろうか」
小さくうなずくと、リドゥーが私を持ち上げて部屋へと入れてくれた。

