太陽の竜と闇の青年

僕は小さく身じろぎした。


なぜか居心地が悪かったから。


「う……ん。まぁ、ね。本当の竜の姿は見せたことないけど、竜になりかけの姿は見せたことある。リドゥーに怒ったんじゃないよ。怒ったところを見られてしまったっていうか、うん。そんな感じ」


ふーんとは僕を横目でみてきた。


すると、テルが間に割り込んで僕をうれしそうにみた。


「今からそのリドゥーさんに会うことできるんですか?」


僕は頬をかいてうなずいた。


「まぁ出来ないことはないかな。でも、今はルウとリドゥー二人きりにさせておいたほうがいいかも」


またまた意味深な言葉に二人は眉をひそめた。


「どういうことだ?」


僕は肩を竦めて事実を言った。


「リドゥーは誰よりもルウのことが好きだ。その思いは壱と同じくらい。いや、下手したら壱以上かも。で、ルウだって壱に会う前まではリドゥーのこと好きだったし、まぁたぶん本人は気づいていなかっただろうけどね。もし壱が先に告白してなかったら今頃はルウはリドゥーと引っ付いてるかもしれないからね」


テルの目が点になっている。


マランはあちゃーというように額をペチッと叩いた。


「そんなに仲良しさんだったのかよ。ルウも罪深い女だなぁー……。あいつ何でそんなにモテるんだか……」


僕は苦笑を浮かべた。


「性格と、まぁ顔じゃない?ルウってそこそこ可愛いじゃん?」


マランもまた苦笑を浮かべ、うなずいた。


「ま、そこらの女よりは上玉かもな」


その会話を聞いていたテルが慌てたように言った。


「じゃ、じゃぁ今壱さんピンチなんじゃ!!」


僕とマランは顔を見合わせ、あーーー!!と叫んだ。