太陽の竜と闇の青年

だから新次元を造り、そこに住むようにした。


だけど、僕たちは遊びに行くことができた。


リドゥーが僕たちを導いてくれるから。


リドゥーの名を一度でも呼ぶと、リドゥーはその声を聞き取り、道を開けて僕たちを導いてくれる。


「あなた、そういえば名前がなかったね」


ルウがブランコで遊んでいるときに思い出したようにリドゥーに言うと、リドゥーは肩を竦めて笑った。


「なかったよ。必要がないからね」


ルウはピョンとブランコから飛び降りると、リドゥーの側に近づいた。


「でも私たち、あなたをあなたって呼ぶのなんだか変な感じがする。だから私が名前をつけてあげる」


リドゥーは少し眉をひそめたけど、すぐに微笑んで言った。


「そ。君たちが名前をくれるんだったら俺はその名を貰おうじゃないか」


ルウは少し考え込んだ後、ニパッと笑って言った。


「リドゥー。竜の民の言葉で導きって意味だよ!」


リドゥーはパチンッと指をならした。


「気に入った。これから俺はリドゥーだ」


こうして僕たちはリドゥーと仲良くなった――


「三、四年くらい前から会ってなかったなぁ……。久しぶりに会いに行ってみようかな……」


マランが帽子を軽くついた。


「で?」


「で?って?」


「その優男はおまえ等が竜の民だってことも、竜の民の神だってことも、竜の姿も見たことあるのか?」