――彼は[混ざり者 ハーフ]だった。
どこにも属さないただの人間。
だけど、竪琴だけは天下一品に上手かった。
僕たちがリドゥーと初めて出会ったのは世界会議の時だった。
竜の民なのに王子、王女として籍を入れている僕たちを世界の人間は奇妙な嫌悪な目でみていた。
そこから逃げ出すかのように僕とルウは世界会議の部屋からでた。
ロビーで二人で遊んでいると、庭から竪琴の心地よい音がした。
僕とルウはどっちが先に竪琴の主を探せるかの競争をした。
双子だから当たり前のように僕とルウは同じ方向に走っていった。
薔薇園を潜り抜けたその先に彼が優しく微笑んでいた。
リドゥーはやんちゃな僕たちをみて言った。
「小鳥たちを呼んだつもりだけど、子供たちを呼んでしまった」
リドゥーは僕たちの白銀をみて驚くことも、何もしなかった。
ただ笑って言った。
「君たちの髪は美しいね」
僕たちは顔を見合わせてケラケラ笑った。
何でそのとき笑ったのかわからない。
何でか面白かった。
ただわかったのはリドゥーがおかしな人だったってことだけだった。
その当時、あまり話すことを好まなかった僕たちでもリドゥーには気安く話しかけることができた。
それはもしかしたらリドゥーがハーフだったからなのかもしれない。
どこにも属さないただの人間。
だけど、竪琴だけは天下一品に上手かった。
僕たちがリドゥーと初めて出会ったのは世界会議の時だった。
竜の民なのに王子、王女として籍を入れている僕たちを世界の人間は奇妙な嫌悪な目でみていた。
そこから逃げ出すかのように僕とルウは世界会議の部屋からでた。
ロビーで二人で遊んでいると、庭から竪琴の心地よい音がした。
僕とルウはどっちが先に竪琴の主を探せるかの競争をした。
双子だから当たり前のように僕とルウは同じ方向に走っていった。
薔薇園を潜り抜けたその先に彼が優しく微笑んでいた。
リドゥーはやんちゃな僕たちをみて言った。
「小鳥たちを呼んだつもりだけど、子供たちを呼んでしまった」
リドゥーは僕たちの白銀をみて驚くことも、何もしなかった。
ただ笑って言った。
「君たちの髪は美しいね」
僕たちは顔を見合わせてケラケラ笑った。
何でそのとき笑ったのかわからない。
何でか面白かった。
ただわかったのはリドゥーがおかしな人だったってことだけだった。
その当時、あまり話すことを好まなかった僕たちでもリドゥーには気安く話しかけることができた。
それはもしかしたらリドゥーがハーフだったからなのかもしれない。

