壱の唇が動いた。
「ルウ……?どうした?俺の首を何故掴んだ?何に苛ついているんだ?俺はここにいる。大丈夫だ。いつも側にいる。だから、安心しろ。な、ルウ。大丈夫だから」
そんな優しい言葉にも私は苛立ちを覚えた。
「もう、疲れた……。疲れたよ。壱。ここも同じ。竜の民を恐れ、不気味に思っている。そんな目で私を見ている。もう嫌だ……。ここなら大丈夫だって思ってたのに。壱だけじゃだめなんだよ……。壱だけがまともに見てくれていても、きっとダメなんだ……。もう嫌だ。……帰る」
「帰る……って……。風国に、か?」
「…………リドゥー…………」
唖然とする壱の横を私は走り去った。
真っ赤な世界が道標を教えてくれていた。
その道が私を[導いて]いた。
「ルウ……?どうした?俺の首を何故掴んだ?何に苛ついているんだ?俺はここにいる。大丈夫だ。いつも側にいる。だから、安心しろ。な、ルウ。大丈夫だから」
そんな優しい言葉にも私は苛立ちを覚えた。
「もう、疲れた……。疲れたよ。壱。ここも同じ。竜の民を恐れ、不気味に思っている。そんな目で私を見ている。もう嫌だ……。ここなら大丈夫だって思ってたのに。壱だけじゃだめなんだよ……。壱だけがまともに見てくれていても、きっとダメなんだ……。もう嫌だ。……帰る」
「帰る……って……。風国に、か?」
「…………リドゥー…………」
唖然とする壱の横を私は走り去った。
真っ赤な世界が道標を教えてくれていた。
その道が私を[導いて]いた。

