「あの……私たちが竜の民の神だっていうことはバレている人はいるの。その度に逃げてきた。隠れてきた。竜の民の神が竜そのものだと知られてはいけない。絶対に。竜の民が私とフウだけになっても、その掟だけは絶対に守る必要がある。だからね……もう、三人の前からいなくならないといけないんだ。私たちが死んだ竜の民に対してできることは掟を守ることだけだから。竜の民は掟に厳しい。掟を守らなかったものは自分から死んでいくぐらいだから。そんな大人たちを竜の民の神と纏わられた私たちは目の前で何回も見てきた。だから、私たちもいなくならないといけない。三人の前から。行く宛もなくただフラフラとそこらへんをウロチョロして、また新しい拠り所を見つけて生活していく。風国にはたまに帰るけどそのときは会いに来ないでね。掟に反することになるから……」
私がそう言って立ち上がると、フウも立ち上がった。
それを止めたのはマランだった。
「待て!!どこに行く気だ?朱鷺はどうする?」
フウはハッと笑った。
その銀髪がだんだんと赤に変わっていく。
「んなの知ったこっちゃねぇよ。第一確かに俺らの射程距離に入ってこっちの世界につれてきてしまったのかもしれねぇけど、そうやって生きてるじゃねぇかよ。どうせここの住民の誰かにでも育てられて来たんだろ?実際ここには竜の民がどーたらこーたらっていうやつはねぇもんな。大概幸せに生きれるこったろーよ。あーついでにどこに行く気だっていわれても答える権利なくね?だって俺ら、逃げる側なんだし。わざわざ逃げるっつーのに行き場所伝えるとか、ハハッ!マジウケるし」
フウの八重歯が口からみえた。
「朱鷺も……竜の民だぞ……。仲間だぞ?」
「あ?仲間?仲間なんかになった覚えはいっちょもねぇ。第一テメェがそいつを連れてきたんだろ?俺らには関係ねぇ。それからソイツを竜の民だと言わないでくれねぇか?そいつぁ掟を破ったやつだかんな」
掟を破った竜の民は竜の民ではなくなる。
そんなこと常識だった。
「掟って何の掟だ?」
壱がようやく口を開けた。
目はしっかりと私をみている。
「[人間のために能力を使うべからず]。竜の民と人間は対になっておかなければいけないんだよ。人間は地の者。竜の民は空の者。昔からそう決まっていた。だから、竜の民は人間のために自分の能力を決して使ってはいけなかった。人間と仲良くしてはいけなかった!!人間は竜の民を殺すから……」
「つーわけで、俺らもあんたらに俺らの能力見せたこともなかっただろ?ま、本当は刺青も見せるのはいけねぇんだけどそれはサービスって感じ?じゃ、そろそろ行くわ。俺らもう竜になりかけだし」
ふと私もターバンからはみでてる髪をみると、赤くなっていた。
手にも鱗がある。
「そうだね。そろそろ出ようか」
私がそう言って立ち上がると、フウも立ち上がった。
それを止めたのはマランだった。
「待て!!どこに行く気だ?朱鷺はどうする?」
フウはハッと笑った。
その銀髪がだんだんと赤に変わっていく。
「んなの知ったこっちゃねぇよ。第一確かに俺らの射程距離に入ってこっちの世界につれてきてしまったのかもしれねぇけど、そうやって生きてるじゃねぇかよ。どうせここの住民の誰かにでも育てられて来たんだろ?実際ここには竜の民がどーたらこーたらっていうやつはねぇもんな。大概幸せに生きれるこったろーよ。あーついでにどこに行く気だっていわれても答える権利なくね?だって俺ら、逃げる側なんだし。わざわざ逃げるっつーのに行き場所伝えるとか、ハハッ!マジウケるし」
フウの八重歯が口からみえた。
「朱鷺も……竜の民だぞ……。仲間だぞ?」
「あ?仲間?仲間なんかになった覚えはいっちょもねぇ。第一テメェがそいつを連れてきたんだろ?俺らには関係ねぇ。それからソイツを竜の民だと言わないでくれねぇか?そいつぁ掟を破ったやつだかんな」
掟を破った竜の民は竜の民ではなくなる。
そんなこと常識だった。
「掟って何の掟だ?」
壱がようやく口を開けた。
目はしっかりと私をみている。
「[人間のために能力を使うべからず]。竜の民と人間は対になっておかなければいけないんだよ。人間は地の者。竜の民は空の者。昔からそう決まっていた。だから、竜の民は人間のために自分の能力を決して使ってはいけなかった。人間と仲良くしてはいけなかった!!人間は竜の民を殺すから……」
「つーわけで、俺らもあんたらに俺らの能力見せたこともなかっただろ?ま、本当は刺青も見せるのはいけねぇんだけどそれはサービスって感じ?じゃ、そろそろ行くわ。俺らもう竜になりかけだし」
ふと私もターバンからはみでてる髪をみると、赤くなっていた。
手にも鱗がある。
「そうだね。そろそろ出ようか」

