「……何から話せばいいのか、自分たちでも分かっていないんだ。話そうとは思っていた。話す機会も何千回とあった。だけど話せなかった。多分、怖かったんだと思う。また誰かが自分たちから離れていくことが怖くて、怖くてたまらなかったんだと思う。だから話せなかったんだ」
大国のとあるホテルの一室に私たちは集まり、私たちの秘密を暴露していた。
今まで隠し通してきた秘密を。
テルはずっと黙っている。
壱も一言二言。
「僕らの真の正体は竜そのものなんだ」
マランが驚きで目を見開き、壱は少しだけ顔をあげ、テルは俯いて服を握りしめた。
「竜そのものって……お前……」
「僕とルウは双子の竜。竜の民の神として産まれた子供は竜そのものになることができる。だけど僕らは異常な産まれ方だったんだ。双子、刺青、凡人、これらすべてが今までになかった前代未聞の僕たちの産まれ方だった。だけど、竜本来の姿では……。前代未聞の強さなんだよ」
フウの目が光った。
黒光りした。
恐れるほどの目。
竜の目を思い浮かべる。
「ただ一つだけ欠点があるとすれば、竜の時だけ一卵性になることなんだ。一卵性っていうのは片方の痛みを何もしていない片方も感じることで、片方が竜になればもう片方も竜になる。これが一卵性の面倒くさいところだよ。だから僕たちは思うように力を出すことはできなかったし、うかつに怪我もできなかった。だから滅多に出すことはなかった。けど、僕は竜の民の神だから……って言う言葉が大嫌いで過激に反応してしまうんだ。だから、よくルウを巻き込んでいた。それに竜になった僕はおかしいんだ。自分で思っていることがいえなくて、もう一人の僕がいるっていうか……。そのもう一人の僕が言葉を発して、相手を傷つけたりしていた。僕は何度も何度もルウを傷つけた。姉だから何だ。俺を縛っているのはお前だ。そんなことを言ってね。ルウには悪いことをしたと何度も思っている。我に返ったとき、僕は何回も何回も後悔する。僕は後悔しかしていない。僕は後悔の塊そのものなんだ。ドロドロした心を持った塊だよ。天は僕たちに呪いをかけた。神は僕たちを戒めで縛った。僕たちは僕たちに掟を投げつけた」
「これが竜の民の神の真相であり、私たちの真の姿であり、今まで隠してきた秘密。ほかにも聞きたいことがあれば教えるけど……」
私が三人の顔を見渡すと、壱とガッチリ目があった。
壱はずっと私をみている。
フウはゆっくりと自分の頬の鱗を撫でた。
大国のとあるホテルの一室に私たちは集まり、私たちの秘密を暴露していた。
今まで隠し通してきた秘密を。
テルはずっと黙っている。
壱も一言二言。
「僕らの真の正体は竜そのものなんだ」
マランが驚きで目を見開き、壱は少しだけ顔をあげ、テルは俯いて服を握りしめた。
「竜そのものって……お前……」
「僕とルウは双子の竜。竜の民の神として産まれた子供は竜そのものになることができる。だけど僕らは異常な産まれ方だったんだ。双子、刺青、凡人、これらすべてが今までになかった前代未聞の僕たちの産まれ方だった。だけど、竜本来の姿では……。前代未聞の強さなんだよ」
フウの目が光った。
黒光りした。
恐れるほどの目。
竜の目を思い浮かべる。
「ただ一つだけ欠点があるとすれば、竜の時だけ一卵性になることなんだ。一卵性っていうのは片方の痛みを何もしていない片方も感じることで、片方が竜になればもう片方も竜になる。これが一卵性の面倒くさいところだよ。だから僕たちは思うように力を出すことはできなかったし、うかつに怪我もできなかった。だから滅多に出すことはなかった。けど、僕は竜の民の神だから……って言う言葉が大嫌いで過激に反応してしまうんだ。だから、よくルウを巻き込んでいた。それに竜になった僕はおかしいんだ。自分で思っていることがいえなくて、もう一人の僕がいるっていうか……。そのもう一人の僕が言葉を発して、相手を傷つけたりしていた。僕は何度も何度もルウを傷つけた。姉だから何だ。俺を縛っているのはお前だ。そんなことを言ってね。ルウには悪いことをしたと何度も思っている。我に返ったとき、僕は何回も何回も後悔する。僕は後悔しかしていない。僕は後悔の塊そのものなんだ。ドロドロした心を持った塊だよ。天は僕たちに呪いをかけた。神は僕たちを戒めで縛った。僕たちは僕たちに掟を投げつけた」
「これが竜の民の神の真相であり、私たちの真の姿であり、今まで隠してきた秘密。ほかにも聞きたいことがあれば教えるけど……」
私が三人の顔を見渡すと、壱とガッチリ目があった。
壱はずっと私をみている。
フウはゆっくりと自分の頬の鱗を撫でた。

