[壱]
「さぁさぁ!次の踊りへと移ろうかぁ!!」
ドルダムがそう叫んだ時、ブツッと糸の切れる音がした。
ゆっくりと顔をあげると、大きな鎌を持ったルウがいた。
あぁ……。
フィンドか……。
「……あんた、誰さ」
ドルダムが糸をフィンドへと向けた。
糸から解放された超鬼は傷を押さえながら泣いた。
そういえばこいつは何もしてこない。
超鬼のなかでも攻撃を仕掛けてくる者と仕掛けてこない者がいるのだろうか……。
「鬼の名はマーダーフィーンド。この体の契約者だ。ただし、お前らシャーマンとは違う生き物だ」
ルウの目が真っ赤になった。
その目をみた瞬間、体がゾワッとなった。
「邪魔だなぁ!!」
ドルダムがフィンドに糸をかけた。
しかし、その糸は簡単に引き裂かれた。
「邪魔、だと?」
驚いたことにルウの右手は大きくなり、血のように真っ赤だった。
その長い指からは鋭い爪が伸びていた。
「残念だが、貴様に鬼は殺せない」
そして、泣きわめいてる超鬼に鎌を向けた。
超鬼の鳴き声がピタリと止む。
「殺されたくなければさっさと地獄門へ戻るんだな。これは自己責任だ。次出てきても助けられる確率は0だと思え。いつまでも甘チャンになるな」
本当にそうするかのようにフィンドは自分の首をクイッと指ではねた真似をした。
それをみた超鬼は小さな悲鳴をあげると、一目散に逃げていった。
「さぁさぁ!次の踊りへと移ろうかぁ!!」
ドルダムがそう叫んだ時、ブツッと糸の切れる音がした。
ゆっくりと顔をあげると、大きな鎌を持ったルウがいた。
あぁ……。
フィンドか……。
「……あんた、誰さ」
ドルダムが糸をフィンドへと向けた。
糸から解放された超鬼は傷を押さえながら泣いた。
そういえばこいつは何もしてこない。
超鬼のなかでも攻撃を仕掛けてくる者と仕掛けてこない者がいるのだろうか……。
「鬼の名はマーダーフィーンド。この体の契約者だ。ただし、お前らシャーマンとは違う生き物だ」
ルウの目が真っ赤になった。
その目をみた瞬間、体がゾワッとなった。
「邪魔だなぁ!!」
ドルダムがフィンドに糸をかけた。
しかし、その糸は簡単に引き裂かれた。
「邪魔、だと?」
驚いたことにルウの右手は大きくなり、血のように真っ赤だった。
その長い指からは鋭い爪が伸びていた。
「残念だが、貴様に鬼は殺せない」
そして、泣きわめいてる超鬼に鎌を向けた。
超鬼の鳴き声がピタリと止む。
「殺されたくなければさっさと地獄門へ戻るんだな。これは自己責任だ。次出てきても助けられる確率は0だと思え。いつまでも甘チャンになるな」
本当にそうするかのようにフィンドは自分の首をクイッと指ではねた真似をした。
それをみた超鬼は小さな悲鳴をあげると、一目散に逃げていった。

