「……やっぱり怖いんじゃねぇか。ま、俺にとってはラッキーなことだけどな」
壱はニヤッと笑った。
私がパッと手を放すと、逆にガシッと捕まれて壱のほうに引き寄せられた。
「ちょっと今離れてたらヤベェからな」
真剣な面もちになった壱を不思議に思って前をみてみるとそこには超鬼がいた。
「何でここに超鬼が!!!」
その時、心臓がドクンッ!と跳ね上がった。
息が苦しい。
ダメだ……。
フィンド、暴走するな。
”何でここに超鬼がいるんだ ”
フィンドの声が心の中に聞こえた。
”わかんない。だけど、ここが地獄の門に似ている空気に変わったっていうことは確信したよ ”
そう。
さっきのうなり声が聞こえた瞬間、地獄の門にいたときの空気を感じた。
”気持ち悪い ”
フィンドが私にそういってきた。
”うん。私も ”
白虎が人間へと変わった。
壱の手も剣に移っていた。
「超鬼……ここは地獄門と繋がる場所です。だから風国の王はここに不気味な者がいるとデマを民に流し、誰も入らないようにした。それが幸とでたのか、誰も入らなかった。それによってここで鬼に殺される人は誰もいなかったということです。王も考えたものですね」
白虎は金色の目を超鬼へと移した。
壱が私から手をバッと離して、自分の心臓を掴んだ。
私が驚いていると、壱がドサッと倒れ込んだ。
壱はニヤッと笑った。
私がパッと手を放すと、逆にガシッと捕まれて壱のほうに引き寄せられた。
「ちょっと今離れてたらヤベェからな」
真剣な面もちになった壱を不思議に思って前をみてみるとそこには超鬼がいた。
「何でここに超鬼が!!!」
その時、心臓がドクンッ!と跳ね上がった。
息が苦しい。
ダメだ……。
フィンド、暴走するな。
”何でここに超鬼がいるんだ ”
フィンドの声が心の中に聞こえた。
”わかんない。だけど、ここが地獄の門に似ている空気に変わったっていうことは確信したよ ”
そう。
さっきのうなり声が聞こえた瞬間、地獄の門にいたときの空気を感じた。
”気持ち悪い ”
フィンドが私にそういってきた。
”うん。私も ”
白虎が人間へと変わった。
壱の手も剣に移っていた。
「超鬼……ここは地獄門と繋がる場所です。だから風国の王はここに不気味な者がいるとデマを民に流し、誰も入らないようにした。それが幸とでたのか、誰も入らなかった。それによってここで鬼に殺される人は誰もいなかったということです。王も考えたものですね」
白虎は金色の目を超鬼へと移した。
壱が私から手をバッと離して、自分の心臓を掴んだ。
私が驚いていると、壱がドサッと倒れ込んだ。

