太陽の竜と闇の青年

ハッとして起きあがると、俺は自分の服が汗でビショビショになっていることに気が付いた。


俺は服を着替えようと思い、自分の荷物を引っ張った。


「結局殺したのってトオタ王子じゃん?」


「あぁ。ルイ王子を殺したのはトオタ王子だが、あれは殺したというのではないと思う気がするんだ」


「んー?じゃぁどういうの?」


俺は自分で言っておきながら首を傾げた。


「さぁな。だけど殺すっつーのは意志があってだろ?トオタは確かにルイを殺したけど、ルウとフウを助けたいと思う心もあったんだと思う。けど、結局父親の威厳に負けたっつーところじゃないか?」


マリオネットが笑った。


「なぁんか、よくわかんないなぁ」


俺も微笑を浮かべる。


「俺もだ。俺もわからない」


俺は新しい服に着替えると外にでた。


朝早い時間に起きるのは俺の癖だろう。


日が昇り始めたところだった。


「それにしても、ルウやフウの性格が少し変わりだしたのは新国でからだっただろうね」


マリオネットがくすくすと笑った。


「あぁ。最後のほうは今のルウとフウに似ていたな」


そのとき、ガサッと草むらが動いた。


俺が草むらのほうを向いたとき、草むらから小さな男の子が出てきた。


「おわ……」


小さく驚いた声を出すと、向こうも驚いた声をだした。


「え……」


その小さな男の子は、目に不思議な機械のようなものをつけていた。


「人、いたんだ……」


男の子はまだ幼い声でそう言った。


そのとき、俺の後ろで叫び声が聞こえた。


「イコぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!?」


バッと後ろを振り返ると、フウが片手に剣を持って男の子を指さした。


その時、タッタッタという誰かが走ってくる軽い音がしたと思うと、ルウの顔がヒョコッと出てきた。


「イコぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!?」


フウとまったく同じことを言ったのだ。


イコと呼ばれた男の子は……。


「るぅーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


と叫んでルウに抱きつきやがった。


あんにゃろ……。