太陽の竜と闇の青年

―――――「竜の民について教えてくれないかな?」


ルイが艶やかに笑う。


ルウと僕は困ったように首を傾げた。


「君たちがどんな毎日を過ごして、どんな気持ちでいたのか知りたいんだ」


ルイはニコニコと笑っている。


僕たちの話を聞いて悪用するとかは思っていないみたいだ。


ルウがルイを信用した時、石段を誰かが降りてくる音がした。


「トオタだね」


ルイが言ったとおり、僕たちの牢にトオタがやってきた。


ルイを見つけて少し苛ついた声を出した。


「兄上。ここにいたんですか。探してもいなかったので家出をしたのかと思いましたよ」


ルイは声を上げて笑った。


「僕が家出しても誰も困らないだろうけどね」


トオタが顔に不快感を表した。


「兄上!冗談は……「冗談じゃないさ」


ルイは笑いながら立ち上がり、お尻についた砂をパンパンと払った。


「この国の王はトオタ一人で充分だ」


「そんなこと……!」


トオタが反論しようとした時、ルウが口を開いた。


言葉を覚えることが少し遅かったルウは今でも少し舌っ足らずだ。


「トータは……何をしに、きた?」


それでも伝わるっちゃ伝わる。


トオタは僕たちを見下ろした。


「別に……用はなかったけど……ちょっと気になって」


「お腹減ってないかな?とか思ってたでしょ」


ルイがトオタの後ろポケットから金平糖をとった。


「兄上!」


トオタは怒ったが、ルイは小さく笑った。


「まぁまぁ、ほら、金平糖を食べながら話をしようじゃないか」