太陽の竜と闇の青年

「トオタ、最初はすっごいムカつくやつで、愛人もいて、性格はわがままで傲慢なやつでさ……。でもトオタは最後のほう、お兄ちゃんみたいなもんだったよね」


「そうそう。でさ、国王陛下がすっげぇいらつくやつで」


「トオタの母親が一番ムカつくやつで」


そこでプツリと会話が止まる。


どちらもルイについてはいいたくないのだ。


ルイはとてもいい人だった。


一番、私たちに近い人だった。


だけど……。


「ルイは僕が殺しちゃったけどねー」


フウが小さく笑って言った。