「いやいや。彼女はなかなか立派な姫ですね。何よりもこの世界をよくわかっている。なんとも不思議な少女だとは思っていたが、そこまで世界をみてきた姫君はなかなかいないのではないかな?」
ルイが苦笑をうかべて若い男をみた。
「シェイ。おまえはこんな状況だというのにいつも通りにマイペースだな。俺は諦めを通り越して尊敬しているぞ」
シェイ、と呼ばれた若い男は、風国の第一王子、ウィン=シェイだった。
「いや、でもすごく正論だと僕は思ったぞ?ま、陛下に口出すほど権力はないですが、少しは彼女のいうことも聞いてあげませんとね。と、いうことで僕はちゃっちゃと国に帰り、彼女のいうとおり国を隅々までみてくるよ」
シェイはそう言って立ち上がり、皆にお辞儀をした。
いつの間にか周りにはたくさんの国々の王やら王妃やらが集まっていた。
「今宵はこのような晩餐にお招き頂恐縮です。ですが、僕も新しい用事ができましたのでこの変でお暇させて頂きます。では皆様、今宵もよい夢を」
シェイはサッとマントを瞬かせると、すぐに兵士をよび、本当にさっさと帰っていった。
その様子を唖然を見た後、国王がハッとしたように叫んだ。
「その二人を牢に入れろ!!今すぐにだ!!」
兵士たちが二人をつれていき、観客たちがいなくなり、閑散としたロビーの中で国王が二人の王に告げた。
「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、生まれつきそれらに優れた竜の民は我らが歯を食いしばって積み上げてきたものを簡単に崩すことができる。そして、決してあってはならない第六感を持っている。それが能力だ。あの二人に何の能力ができるかは知らんが、とにかく危険人物だ。トオタ、ルイ。よく見張っておれ」
トオタとルイは国王の言葉に小さくうなずいた―――――――
ルイが苦笑をうかべて若い男をみた。
「シェイ。おまえはこんな状況だというのにいつも通りにマイペースだな。俺は諦めを通り越して尊敬しているぞ」
シェイ、と呼ばれた若い男は、風国の第一王子、ウィン=シェイだった。
「いや、でもすごく正論だと僕は思ったぞ?ま、陛下に口出すほど権力はないですが、少しは彼女のいうことも聞いてあげませんとね。と、いうことで僕はちゃっちゃと国に帰り、彼女のいうとおり国を隅々までみてくるよ」
シェイはそう言って立ち上がり、皆にお辞儀をした。
いつの間にか周りにはたくさんの国々の王やら王妃やらが集まっていた。
「今宵はこのような晩餐にお招き頂恐縮です。ですが、僕も新しい用事ができましたのでこの変でお暇させて頂きます。では皆様、今宵もよい夢を」
シェイはサッとマントを瞬かせると、すぐに兵士をよび、本当にさっさと帰っていった。
その様子を唖然を見た後、国王がハッとしたように叫んだ。
「その二人を牢に入れろ!!今すぐにだ!!」
兵士たちが二人をつれていき、観客たちがいなくなり、閑散としたロビーの中で国王が二人の王に告げた。
「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、生まれつきそれらに優れた竜の民は我らが歯を食いしばって積み上げてきたものを簡単に崩すことができる。そして、決してあってはならない第六感を持っている。それが能力だ。あの二人に何の能力ができるかは知らんが、とにかく危険人物だ。トオタ、ルイ。よく見張っておれ」
トオタとルイは国王の言葉に小さくうなずいた―――――――

