「俺は思うんだが、ルウとフウの髪をおそれられているのは竜の民だけではないと思うのだが……」
マランの眉がピクリと動いた。
「へぇ!お前さん、勘が鋭いねぇ。その通りだ。ルウとフウの銀髪が恐れられているのはただ竜の民だってことだけじゃない。不思議なことにこの世界にはイビツな共通点があったんだよ。黒髪を誇る僅かなものが王侯貴族として君臨し、赤や金、茶の髪をした者たちは平民として生きていたんだ。今だってそうだろう?お前さんの髪だって牙城の髪だって黒だ。それから幡国の娘も息子も黒だし、安国の王女も王子も黒だ。っと安国は息子を隠してたんだっけ?ま、んなこたぁどうでもいいけど、蒼国の王子も黒だろ?サラだって黒だ。ルウとフウだけなんだよ。髪色が黒じゃないのに王族なのは」
だから恐れられているのか……。
俺はもう一つの質問をマランに聞いた。
「しかし王子と王女になったのは14歳だと聞いている。だが、10歳の時にもう王子と王女になっているんじゃないのか?」
マランはチッチッチッと指をふった。
「それがよ、この後破局すんだよ。色々あってな。それで殺人扱いされて古国に戻されて、古国ではもう女児も男児も産まれて必要がなくなったからまた奴隷に戻されたってわけ。それを風の便りで知った風国の王女が可哀想な子だっつーことで、14歳の時にルウとフウを探し回って拾ったってわけさ。いやぁ、あんときのルウとフウの顔っつったら獣のようだったぜ?こえぇったらありゃしない」
俺はマランの口から煙草をとった。
「今日で4本目だ。体によくない」
マランは渋面を浮かべていたが渋々うなずいた。
「ったく、そーゆーところが親父に似てんだよなぁ」
俺がスッと目を眇めてマランをみると、マランは苦笑を浮かべた。
「ところで、破局した理由の人殺しっていうのは一体何なんだ?」
マランの眉がピクリと動いた。
「へぇ!お前さん、勘が鋭いねぇ。その通りだ。ルウとフウの銀髪が恐れられているのはただ竜の民だってことだけじゃない。不思議なことにこの世界にはイビツな共通点があったんだよ。黒髪を誇る僅かなものが王侯貴族として君臨し、赤や金、茶の髪をした者たちは平民として生きていたんだ。今だってそうだろう?お前さんの髪だって牙城の髪だって黒だ。それから幡国の娘も息子も黒だし、安国の王女も王子も黒だ。っと安国は息子を隠してたんだっけ?ま、んなこたぁどうでもいいけど、蒼国の王子も黒だろ?サラだって黒だ。ルウとフウだけなんだよ。髪色が黒じゃないのに王族なのは」
だから恐れられているのか……。
俺はもう一つの質問をマランに聞いた。
「しかし王子と王女になったのは14歳だと聞いている。だが、10歳の時にもう王子と王女になっているんじゃないのか?」
マランはチッチッチッと指をふった。
「それがよ、この後破局すんだよ。色々あってな。それで殺人扱いされて古国に戻されて、古国ではもう女児も男児も産まれて必要がなくなったからまた奴隷に戻されたってわけ。それを風の便りで知った風国の王女が可哀想な子だっつーことで、14歳の時にルウとフウを探し回って拾ったってわけさ。いやぁ、あんときのルウとフウの顔っつったら獣のようだったぜ?こえぇったらありゃしない」
俺はマランの口から煙草をとった。
「今日で4本目だ。体によくない」
マランは渋面を浮かべていたが渋々うなずいた。
「ったく、そーゆーところが親父に似てんだよなぁ」
俺がスッと目を眇めてマランをみると、マランは苦笑を浮かべた。
「ところで、破局した理由の人殺しっていうのは一体何なんだ?」

