太陽の竜と闇の青年

まさか……!!!


そうか!!


チェンヂは何でも変化できる。


だけど弱点は必ずある。


チェンヂに水を浴びさせ、水に強い耐性の木へと変化させる。


そこが狙いだったのだ。


「ちっちぇなぁ!!!!!!!」


フィンドはそういって、木へと変化したチェンヂの体を炎の鎌で斬り裂いた。


「ぐあぁぁぁぁぁぁああ!!!」


チェンヂは悲痛な叫び声をあげて光へと変わってしまった。


フィンドは人間の姿に変わり、鎌をしまうとこちらに歩いてきた。


「これなら文句がないであろう?」


マランは降参だ、といって両手をあげるとルウの体の中にフィンドをいれた。


「……ふにゃぁ……」


フィンドが入り込んだと同時にルウがあくびをしてゆっくりと起きあがった。


「おっす。起きたか?」


マランがニコニコと笑ってルウにいうと、ルウはゴシゴシと目をこすってバッと立ち上がった。


「チェンヂは!?兄上は!?」


あまりの驚きように、俺とマランは笑ってしまった。


「チェンヂならフィンドが倒した。サラならあそこで気絶してるよ」


マランの指をさした方向には、サラが倒れていた。


ルウは小さくため息をつくと座り込んだ。


「兄上、前まであんな性格じゃなかったのに……」

フウが起きあがった。


「強大な力を手に入れたものは力に没する。そんなところかな」


ポリポリと頬をかいたフウをみたルウは少しだけ微笑を浮かべた。


「うん、まぁそんな感じでいいんじゃないかな?」


あははは、と笑った二人は笑い声を止めて、笑いながらサラの名前を呼んだ。