太陽の竜と闇の青年

なるほど……。


さきほどから腹の底がムカムカしている気がしたのか。


そのとき、ドスドスと大きな音がして地面が揺れた。


それと同時に泣き叫ぶ声も。


「や、ヤバイぞ!!助けてくれ!!」


暗闇から顔をのぞかせたのは赤い鬼だった。


「赤鬼!!どうしたんだ!!」


青鬼が赤鬼に血相をかえて、聞いた。


俺は胸騒ぎがおさまらなかった。


「やはりマフィンは危険なんだ!!それにあの娘もただ者じゃないとは思っていたが……。あそこまでだとは。あ、お前たちここから先にはいかないほうがいいぞ!!!危険すぎる!!!アイツらみたいに無惨に殺されるぞ!!アレは……化け物だ……」


俺たちはそれを聞いた瞬間、走り出した。


道はわかっている。


まっすぐにいけばつく。


「あ!お前たちやめておけ!!!!!」


赤鬼と青鬼の言葉も聞く耳を持たず、俺たちはとにかく走っていた。


一つの大きな扉を開けたとき、待っていたのは真っ赤な血の世界だった。