太陽の竜と闇の青年

「ひぃっ!まさか本当にマフィンを魔物にしたというのか!」


私が口をあけようとした瞬間、私の頭の上をビュンッと何かが振るわれた。


強い風が私の髪をたなびかせる。


恐る恐る顔を上にあげると、鬼の首ギリギリのところに鎌が向けられていた。


その鎌はマーダーフィーンドの手からのびていたものだった。


「その名前で鬼の名を呼ぶとは……。命を亡くしてもいいということだな」


低い声に私までもが震えてしまった。


マフィンって、マーダーフィーンドのことだったんだ。


そっか……。


お菓子の食べ物だもんね……。


それだけで怒るっていうのもどうかと思うけど……。


私はここで初めてマーダーフィーンドの実力を実感した。