太陽の竜と闇の青年

丸い球から出てきたのは今一番力になる人物だった。


「「白虎!!!!」」


俺たちの声を聞いた白虎はうるさそうに顔がゆがめたものの、牢の前まで歩いてきた。


「一国の王子たちが何で牢に入っているんだ」


うん、正論だ。


ふつう王子が牢に入れられるわけがない。


誰かが王子が牢に入れられていると聞いたら笑い話に変えるだろう。


「どうでもいいけどさっさとあけてよ。ここを開けるために白虎はルウに手放されたんだろ?」


フウは皮肉っぽく言っているけどぜんぜん違う。


ルウが心配すぎるんだ。


それを白虎は知っていたから怒ることもなく動物の姿に変わった。


「先ほどこの牢は爆弾でも壊れない、といっていたが、動物の牙ならどうだ?」


白虎はガゥとうなって俺の檻に噛みついてきた。