太陽の竜と闇の青年

ヘルの後ろには、サクラ、ラカ、フウ、クラウド、壱がいた。


「っな!!」


私の目が自分でも大きく見開いたのが分かった。


「ヘル、何をしたんだ!!」


私がヘルに歯を剥くと、ヘルは楽しそうに笑った。


「ひょっひょっひょ。やったのは私の部下さ。こやつらが進入してきたから捕まえただけだよ?それの何がいけないのさ。ここはあたしの家のようなものなんだから。勝手に入ってもらっちゃ困るね」


ヘルはそういいながら、一人一人、別の牢に入れていった。


クラウドとサクラは恐怖で体をガタガタと震わせ、フウと壱とラカは怒った顔でヘルをにらんだ。

ヘルはそんなのを無視するかのように私とシルバの牢の扉をあけた。


私たちの命を見せつけるかのようにして私とシルバを牢からだした。


「いいかい?少しでも怪しいことをすればすぐにこうだからね」


ヘルが緑色の命を握りしめた。


それは……。


「……ぐっ……」


シルバの命だ。


「ヘル!分かったからやめろ!!」


私が声をあげると、ヘルは楽しそうに笑った。


「ひょっひょっひょ。その強気の顔、あたしは嫌いじゃないよ」


ヘルはそう言って階段を上っていった。


私は皆が心配だったけど、渋々とヘルについていった。