「ルウ、気づかなかったの?」
フウが顔をしかめてたずねると、ルウはうなずいた。
「うん。ぜんぜん気づかなかった。昨日お風呂入ったときにはここまではなかったもん」
すると、白虎が小さくため息をついて俺たちに向いて言った。
「玄武から聞いた話ですが、我が主の刺青は夜に見られるそうです。ですが、あなたたちは風呂は昼に入る。ですから気づけなかったのでしょう。それから、まだ我が主は顔全体に刺青が入っておりません。だから刻破りはまだ出来ないでしょう。ですが、我が主。覚悟していてください。青竜が主を目覚めさせたとき、我が主のは全体に刺青が入っている状態になります」
フウがバッと顔をあげ、白虎をみた。
「刻破りが……?」
白虎は軽くうなずいた。
フウが自分の服もあげた。
細身の体だけど綺麗に腹が割れている。
そして、その腹と背中にルウと同じ刺青があった。
「僕もか……」
しかし、フウの刺青は腹と背中で途切れて腕や足まではいっていなかった。
「あなたも刻破りを使えるのですか」
白虎が少し驚いた顔になってフウをみた。
フウは微笑した。
「まぁね。僕とルウは竜の民として刻破りを使える者として産まれてきたからね」
クラウドが首を傾げ、故が目を見張った。
「ルウ殿とフウ殿が竜の民の生き残り……?いや、竜の民は全滅したはずだ……」
ボソボソとそうつぶやいていた。
ラカとサクラさんはもう事情を知っていたのか、額に手をあてていた。
サクラさんは泣いていた。
「我が主。その刺青は我が主の体を蝕みますよ」
ルウの顔が今までないくらい悲しい顔へと変わった。
その顔をみた瞬間、胸がズキズキと痛んだ。
「刻破りの刺青は生気を吸って生きるものです。我が主の命を削っていきます」
フウが唇を噛みしめた。
そして、呻くようにいった。
「もう幸せな時間は終わり、ということか。これからは本気で生きないといけない。僕はまだしも、ルウの命は今も削られている」
フウの顔が今までにないくらい怒りの顔へと変わった。
「王族め……。許さないぞ……」
その顔は憎しみと怒号の混ざった顔だった。
フウが顔をしかめてたずねると、ルウはうなずいた。
「うん。ぜんぜん気づかなかった。昨日お風呂入ったときにはここまではなかったもん」
すると、白虎が小さくため息をついて俺たちに向いて言った。
「玄武から聞いた話ですが、我が主の刺青は夜に見られるそうです。ですが、あなたたちは風呂は昼に入る。ですから気づけなかったのでしょう。それから、まだ我が主は顔全体に刺青が入っておりません。だから刻破りはまだ出来ないでしょう。ですが、我が主。覚悟していてください。青竜が主を目覚めさせたとき、我が主のは全体に刺青が入っている状態になります」
フウがバッと顔をあげ、白虎をみた。
「刻破りが……?」
白虎は軽くうなずいた。
フウが自分の服もあげた。
細身の体だけど綺麗に腹が割れている。
そして、その腹と背中にルウと同じ刺青があった。
「僕もか……」
しかし、フウの刺青は腹と背中で途切れて腕や足まではいっていなかった。
「あなたも刻破りを使えるのですか」
白虎が少し驚いた顔になってフウをみた。
フウは微笑した。
「まぁね。僕とルウは竜の民として刻破りを使える者として産まれてきたからね」
クラウドが首を傾げ、故が目を見張った。
「ルウ殿とフウ殿が竜の民の生き残り……?いや、竜の民は全滅したはずだ……」
ボソボソとそうつぶやいていた。
ラカとサクラさんはもう事情を知っていたのか、額に手をあてていた。
サクラさんは泣いていた。
「我が主。その刺青は我が主の体を蝕みますよ」
ルウの顔が今までないくらい悲しい顔へと変わった。
その顔をみた瞬間、胸がズキズキと痛んだ。
「刻破りの刺青は生気を吸って生きるものです。我が主の命を削っていきます」
フウが唇を噛みしめた。
そして、呻くようにいった。
「もう幸せな時間は終わり、ということか。これからは本気で生きないといけない。僕はまだしも、ルウの命は今も削られている」
フウの顔が今までにないくらい怒りの顔へと変わった。
「王族め……。許さないぞ……」
その顔は憎しみと怒号の混ざった顔だった。

